鉢バラの冬剪定2021剪定鋏の切れ具合を確かめて作業する

昨年12月末に植え替え(土替え)を済ませ、1月末、芽吹きに備えた冬剪定。16株のうち1株を虫害と病気の2重被害で失いましたが、残り15株は順調です。

それにしても今冬は時間が無い。スキマ時間を確保して、とにかく切ります。

剪定鋏の切れ具合を確かめて作業する

今年は良い新枝を残せたので、冬剪定が楽しみでした。枝の太さも充実して嬉しい限り。細身の品種でも5mm前後、大柄な品種だと6~8mmはあります。用意した剪定鋏は2種。

  • 最近購入した100均の剪定鋏(切断可能な枝径6mm以下)古い剪定鋏の控えとして。
  • 5年ほど使用の剪定鋏(切断可能な枝径10mm以下)持ち手の樹脂部分が劣化気味。

新品の剪定鋏の切れ味に困惑

1鉢目、ピンクパンサー挿木Aから取り掛かりました。まず一昨年の枝から。先端から2つめの大きい芽の上で剪定、太さは約5mm。剪定鋏は新品を使用。枝径も切断能力の許容内。

冬剪定

…切った感触が、なんとなく不穏。切り口を日なた側に向けて確認すると、切り口がボソボソな感じで荒れている気がする。癒合剤で塞げば大丈夫かな。

続いて、昨年出たベーサルシュートを剪定。勿体なくて切りたくないけど、一昨年の枝に高さを近づけたい。同じ剪定鋏を使い、秋にピンチした部分から1つ下の、大きい芽の上で剪定を試みた。枝の太さは約7mm、大丈夫かな?

切り口が荒れた

なんと!切り口が荒れただけでなく裂けてしまった。商品の台紙に切断能力6mm以下と書いてあったけど、本当に注意書き通り。

これでは癒合剤でも塞ぎにくい。1つ下の芽の上でもう一度切り直そうか迷ったけれど、癒合剤を念入りに塗って様子を見ることに。この剪定鋏、買ったばかりでもあるので、今後は細い枝の植物だけに使うことにします。

古い剪定鋏を頼ることに

2鉢目、ピンクパンサー挿木B。挿木Aに使った剪定鋏の切れ具合が不安。そこで、5年くらい使ってきて樹脂部分が劣化してきた、古い剪定鋏を使うことに。この剪定鋏、刃は小さめだけど、枝径10mmまでと切断能力が高い。

冬剪定3

切る位置の太さは約6mm。切り口が荒れることもなく、キレイに切れた。良かった…。

結局、残りの株も全部、古い剪定鋏で作業しました。

去年の冬剪定は、ほぼ全株、虫害部分の除去のため株丈30cmほどに強剪定。今年はどの株も枝の状態が良く、株丈も40~80cmほど残すことが出来て安堵。思いがけず、剪定鋏の実用度と、自身の判断力の無さを思い知る機会になりました。

3鉢目、ゴールデンボーダー。昨秋の虫害で早々と落葉して心配しましたが、根は好調。枝も割と長く残せました。

冬剪定4

枝の太さも6~8mmはあり、良い芽も揃って嬉しい。かなり横張りに伸びているので、今回は内芽で切っています。株元近くの分岐部分に、新芽の兆しがたくさんあるのも楽しみ。

施肥と防虫を同時に

冬剪定後の2月末頃に「芽出し肥」、3月初め頃に「芽吹きに備えた防虫薬剤」の予定でしたが、今季はどうにも時間が取れない。2月の1週目、庭仕事のために1時間ほど、なんとか時間を確保。勢いで施肥と防虫薬剤を同時に施しました。

防虫と施肥

芽出し肥も、防虫薬剤も、昨年の残り。ちょうど使い切ることが出来ました。

コメント