前年は1ヶ月遅れの開花だったウチの鉢バラ。今春は2種3鉢とも順調、4月後半に開花。ブルームーンは優美な咲き姿、スムースベルベット挿木株は成り行きまかせの初開花でした。
ブルームーン元株
2022年5月に新苗で迎えたブルームーン元株。本来なら植付けから1年後の春には充分に開花できたはずが、2023年春の開花は1輪のみ。原因は芽吹き後の施肥を忘れたためと思われます。その年の秋の開花は酷暑で傷みつつ5輪。本気の春の開花を見るのは今季が初めてです。
今春は2月以降の適時に施肥できたためか、充実した咲き姿を見ることができて嬉しい。挿木株より3日遅れての開花でした。
蕾の重みで前のめりに撓んだので、紙の園芸テープで支えて補強。
花枝は7本、全部に蕾がついて嬉しい。6本は主蕾のみを残して側蕾10個は除去、あと1本の側蕾3個は残してみた。最終的に咲いた花は10個、大きさは約8cm~11cm。
約7日間かけて順々に開花。優美な咲き姿が見られて嬉しい。
今回は切らずにそのまま株に咲かせることにしました。開花中の気候が低温気味だったせいか花もちがよく、美しい咲き姿を長く楽しめました。
ブルームーン挿木株
2022年9月に元株の枝から挿し穂を採取、2023年3月に鉢上げ。生育が安定するまでに約9か月かかりました。その後は摘蕾しつつ成長優先、無事越冬。2024年4月、春の初開花です。
元株より先に開花。挿し穂の時期に枯れかけたとは思えないほどの成長ぶりです。
花枝は6本、うち2本はブラインド。4本に蕾がつきました。
それぞれの側蕾は全部除去して、咲かせる蕾は一枝に1個にしました。その効果か花の大きさは約10cmと大輪に。まだ1年目の挿木株、早めの切り戻しを兼ねてカットし、部屋に飾りました。
翌日には開き切って、また違う咲き姿に。カット後の花もちは短め、3日間ほど楽しみました。
スムースベルベット挿木株
2022年5月末に元株から挿し穂を採取した2株のうちの1株です。鉢上げ後は2株とも急成長。元株と合わせて3株とも全高2m越えとは、さすがに私の身が持たない。悩んだ末、この挿木株1株だけを残すことにしました。
年末の植え替え前に軽めの剪定。HTらしく切り詰めるか迷ったけど、ツル状に長く伸びた枝を保ってみることに。枝が硬く螺旋状の誘引が難しかったため、平面に半円状に誘引しました。
水平の枝に花枝が並ぶのを期待したけど、芽吹いたのは大半が出開き…。葉っぱモチーフのガーランドと思うことにしました。
花枝は7本。先端の2本は裏側に伸びて咲く自由さです。
中段に出た小ぶりの蕾、八分開きでカットして部屋に飾りました。
翌日には全開に。直径12cmの大輪になり、1輪でも存在感抜群です。花もちがよく花瓶でも6日間楽しめました。
昨年末の植え替え時、体力と取扱いの都合で、上記の2品種3株に絞り込みました。しばらくはこの3株の世話を楽しんでいきます。
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