4月に蕾がつかなかったウチの鉢バラ、パパメイアンとスムースベルベット。前年より約1ヶ月遅れの5月後半、ようやく開花。今春は切花にせず株に咲かせて楽しみました。ブルームーンは摘蕾して秋に備えます。
パパメイアンが開花
5月3週目、パパメイアンが開花。ブラインド枝から2本、切戻し枝から1本、計3本の花枝が出て、それぞれに花が1個ずつ咲きました。今春の花の大きさは10cmと少々小さめ、それでも黒赤の花弁のビロード感の美しさは格別。花は小さくても香りはパワフル、ベランダの一角にダマスクの良い香りが漂いました。
開花した日の朝は8分開きの初々しさでも、午後には花弁が強く反って星形に。黄色いシベも現れて凛々しい姿になります。翌朝には少し閉じ、シベが隠れて花弁全体が立ち上がり、まるでリボンのスターボウのよう。
花持ちが短めの品種ですが、今春は6日間持ちました。咲き終わりは黒紫になります。しおれるギリギリまで香りとビロード光沢を保っていました。
花ガラは5枚葉の上で切り戻し。花後は忘れず“お礼肥”を。
スムースベルベットが開花
5月4週目、パパメイアンからリレーするかのようにスムースベルベットが開花。ブラインドの3枝から2本ずつ6本、切戻し枝から1本、計7本の花枝。房咲きになった枝もあり、蕾の数は13個!蓄えていた力を全開にしたようです。
以前は1つの花が大きく咲くように蕾の数を減らしていました。今春は1カ月遅れからの急成長に感無量、小さくてもいいから13個全部そのまま咲かせることにしました。
花の大きさは、8cm~13cm。青み寄りの真紅の花弁の表面には、ごく淡いビロード光沢と細かいシボがあります。こちらも香りはダマスク系ですが軽めです。
花の中心は渦のような巻きがあったり、キャベツのように丸かったりと可愛らしい。全開になると黄色いシベが現れます。
房咲きの花を同時に咲かせたいときは、あらかじめ中心蕾を除去しておくといいのですが、今回は蕾の房も手を加えずに咲かせました。
先に房咲きの中心の蕾が開花。周りの小さい蕾を従えたような見た目に。先に咲いた花は早く痛むので、早めに除去。
房咲きの残りの蕾はほぼ同時に咲いて花束のようになります。その後10個が次々と開花、1週間後には満開に。
数多く咲かせたこの株は相当消耗しているはず。満開の花をじっくり楽しみつつ、切り戻しを待たずに少し早めにお礼肥を施すことにします。
ブルームーンは摘蕾
4月4週目に開花したブルームーン。1枝だけ丈が長く伸び、1輪だけ開花。切り戻しも兼ねて部屋に飾りました。
その後、続々と新芽が伸び出して蕾をつけました。まだ迎えて1年目の若い株、本気の開花は秋までお預けとし、次々と摘蕾。無事に夏を越し、秋の開花に備えます。
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