秋バラ2023酷暑を乗り切り開花・今後の鉢の置き方を考える

近年の秋の高温傾向には困ったものです。どうにか酷暑を乗り切り、ウチの鉢バラ3種も少ないながら秋の開花を迎えました。

ウチの鉢バラの今秋の開花

元株も挿木苗も枝はよく伸びました。挿木苗にもいくつか蕾が付いたけれど全部除去。3種の元株のみ咲かせることにしました。花枝は少なめでブラインドもあり、開花できたのは3種とも少なめ。ぽつぽつ咲いて、ささやかながら1ヶ月ほど楽しめました。

パパメイアンは4個

8月2週目、少し早めに夏剪定。約200cmにもなった枝を切り戻して90cmほどにしたはずが、素晴らしい樹勢で株丈180cmほどに回復。手すりの高さも余裕で超え青空を目指すかのよう。

夏剪定後のパパメイアン

10月末には最初の花、その後は週に1個ずつ咲いて、合わせて4個開花。花のサイズは約10cm。花持ちは短めな品種ですが、今秋はそれぞれ4~5日間は形を保っていました。

鉢植えパパメイアンの秋の花

蕾の姿も優美。花が開いて黒赤の花弁に現れる光沢も美しい。1個でも素晴らしい香りを放ち、存在感抜群です。

ブルームーン元株は5個

8月末の夏剪定時の株丈は約50cm。10月末、新枝は良く伸び株丈は120cmほどに成長。細い花枝には折れ防止に支柱と紙タイを使いましたが、充実した枝は支柱も不要なほど丈夫です。

夏剪定後のブルームーン

花のサイズは8~10cmほど、8分開きの頃から清涼感のある香りを放っていました。

鉢植えブルームーンの秋の花

全部で5個。日差しと乾燥で傷み気味でしたが、それぞれ5日間ほど楽しめました。

スムースベルベット元株は5個

スムースベルベットはブルームーンと同じく8月末に夏剪定、株丈は90cmほどに。9月になっても夏休眠状態が続き、9月3週目にようやく秋の新芽が出現。花枝は一番長いもので100cmを超え、株丈は約200cmに。10月末、花から見下ろされる状態での開花になりました。

夏剪定後のスムースベルベット

今秋に咲いたスムースベルベットからは、ほとんど香りは感じられませんでした。単なる個体差なのだろうけど残念です。

鉢植えスムースベルベットの秋の花

花のサイズは8cmほど、春の花よりも小ぶり。小さめでも花の形は美しく、花持ちも良かったです。11月にかけて全部で4個が順々に咲き、それぞれ1週間ほど楽しめました。

3種の今後の置き方を考える

3種とも樹勢が強く大型化する品種。購入時に頭では分かっていたけれど、実物の勢いは想像以上。今のベランダにはそれなりの広さがあるものの、室外機や窓の開口の位置が微妙。それを考えてバラ鉢の置き方を考え直さねば。

パパメイアンとブルームーンは、上にはよく伸びるけれど、横にはそれほど広がらないので心配無さそう。置き場所はだいたい一鉢あたり50~100cm四方あれば大丈夫そうです。

スムースベルベットはHTの直立性とツルの伸長性を持ち合わせていて、予想外の姿と大きさになりました。元株は花枝がすごく長く伸びるし、枝の堅さは鋼のよう。正直どう扱ったらよいのか困惑。挿木苗は摘んでも切っても伸び続け、苗なのに220cm越え。長さを活かして低い位置から水平に誘引できそうだけど、横方向の広がりが悩ましい。年末の植え替え時に誘引の方法を考えたいと思います。

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