ウチの鉢植え河津桜・冬の手入れ2023植え替えと剪定

2020年2月に迎えたウチの河津桜。12月末、植え替え(土替え)と剪定を済ませました。置き場所はベランダ、筋力弱めな私でも扱える状態を保っていきます。

ウチの河津桜の植え替え(土替え)

昨夏は幸いにもハダニ被害はごくわずか。近隣一帯でカメムシが大発生したのには困惑したものの、おおむね虫害は軽微。株の状態は良好だし、おそらく根の状態も良いかも?と期待。

資材と道具を準備

準備した資材と道具は以下の通り。

  • 植木鉢(アップルウエア9号菊鉢)
  • 用土(赤玉中粒6:角切りココチップLサイズ1:腐葉土3)
  • 鉢底石、土留めの網(水切りシート)
  • 元肥(マイガーデン粒状肥料)
  • 活力剤(メネデール)、添加資材(ケイ酸塩白土)
  • マルチング資材(網状シート、ココファイバー)
  • 大型ビニール袋
  • 支柱、麻ひも、ビニールひも
  • 土入れ、スパチュラ、スプーン、割りばし、ジョウロ
  • 剪定バサミ、癒合剤(トップジンM)

河津桜の土替え用の資材

道具と資材は以前と同様ながら、赤玉土の一部を角切りココチップLサイズに替えてみました。

赤玉土は万能の無機用土ですが、欠点は「重い」「凍結と乾燥で微塵になる」こと。庭植えなら問題にならないのですが、ベランダの鉢で使うには重く、冬の低温と乾燥に晒されやすい。微塵になると水はけの悪化と排水への流出が増えてしまう。

赤玉土の保水力と保肥力は大切。無機土なので虫も付きにくく、重みは根と地上部を安定させるのに良いものです。微塵化もマルチングで保湿すれば防げます。とはいえ大型鉢だと本当に重い。

粒サイズが似ていて型崩れしないココチップで少し軽量化ができればと。土替えごとにココチップを増やし、いずれは赤玉土とココチップが同量で安定すればと期待しています。

また、2021年末から使ってきた9号菊鉢が破損していたため、同じ植木鉢を再購入しました。

用土を混合、株を植えなおす

大型ビニール袋で、用土・添加資材・元肥を混合(用土が足りない場合は他の培養土を適宜追加)。植木鉢に鉢底石を1段敷き、石の上に土留めの水切り網を敷く。その上に混合した用土を少し入れて待機。

河津桜の土替え・用土と植木鉢

園芸用にしたスパチュラや割りばし等を使って株と鉢をはがし、鉢から株を抜く。枝を傷めないよう地上部が浮くように、他のビニール袋や空いている鉢で支える。

河津桜の土替え・株を鉢から抜く

台芽の束も病変も無く、みっちりと鉢の形に根が張っていて安堵。傷んだ根を取り除き、少しほぐします。新しい鉢に株を据え、混合しておいた用土で植え付け、マルチング。

河津桜の土替え・用土で植付け後にマルチング

支柱を立て直し、枝に無理が掛からない位置に麻ひもで固定。

はみ出す枝を剪定

この3年の間、樹高は90cmの支柱で固定できる高さに、枝の範囲は鉢を壁付けできるように片側に寄せて伸ばしてきました。

河津桜の土替え後に剪定

鉢を壁寄せした時に、壁にぶつかる枝を剪定。今回は1本だけでした。桜は剪定に弱いので、切られても影響の少ない冬季に、最小限にとどめます。切断面には癒合剤を塗布。

※ 成長期に出る新枝は好みの位置の枝だけ残します(程々に伸ばし葉を2、3枚残して切り、そこから新たに出た芽を好みの長さまで伸ばす)。余分な枝は緑色のうちに付け根から切っておきます。

ベランダで楽しむ前提で株丈を維持

桜に詳しい方から見たら失笑されそうですが、ウチの河津桜の枝はかなり適当です。ウチの場合は壁に寄せて鉢を置くので、上から見ると半円・正面から見ると傘のような形を想定しています。90cmの支柱3本で支えられる範囲で育て、剪定は近接~接触する枝のみです。

河津桜の株丈の維持

写真だと3年続けて似たような見た目なので、ほぼ同じ大きさで維持できているかも。成長しているのは幹の太さと少しの花枝です。今後は花の咲く枝を少しずつ増やせたらと思います。

追記:2024年2月、無事開花しました。

鉢植え河津桜の開花2024花後は花がらを摘む
ウチの鉢植え河津桜、4年目の開花期を迎えました。株姿はイマイチだけど枝いっぱいに開花。ささやかながら今年もベランダでお花見ができました。

ウチの台芽桜はまだ様子見

2020年末に本体株の台木から分離した「台芽桜(仮)」。世話は手探り状態。とにかく樹勢が強く、考え無しの剪定で逃げ切ってきました。葉は美しい緑色、もはや観葉植物でいいかと。

河津桜の台木から分離して育てた台芽・3年目

気になるのは、剪定した位置や分岐の付け根がボコボコと膨れていること。芽のモトが密集しているのか、病気なのか、わかりません。枯れなければOKと様子見中です。

仮に大島桜だった場合、苗から最初の開花までに5年かかるとのこと。せめて花を見るまでは枯らさないよう保っていきます。

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