鉢バラの冬越し2023-24無理なく扱える株を残す

強香種で好みの花姿に惹かれ、大型になる3品種を迎えてから2回目の冬、植え替え時期に。どれも大好きだけど、体力と取扱いの都合で6株のうち3株を諦めました。

自分の体力で扱える株を選択

諦めたのは、パパメイアン1鉢とスムースベルベット2鉢。

パパメイアンは大型種、鋭いトゲが密集しています。花も香りも大好きだけど、このトゲで深めのケガをしてしまい、注意力の不足を自覚。スムースベルベットはトゲが無くて貴重だけど、これも2m越えの大型種、3鉢はさすがに無理。置き場所の配分もキャスター鉢台を使っても難しい。分かったうえで迎えたのだけど、実際は想像以上に大変、見込みの甘さを大いに反省。

結局、2品種3鉢に絞り込み。株丈150cmほどでトゲ少なめのブルームーン2株と、株丈200cm越えだけどトゲの無いスムースベルベット挿木苗1株を残しました。

残した3鉢を植え替え

12月中旬、年末にしては暖かい曇りの日に植え替え。今年は3鉢なので作業量としては楽です。ただスムースベルベット挿木株には誘引作業があるので、どうなることやら。

資材と道具を準備

植替えのための資材と道具

  • バラ用培養土、万能培養土(量の調整用)
  • ココチップMサイズ(保水と通気と水捌け補助)
  • 元肥(緩効性肥料)、活力剤、添加資材(ケイ酸塩白土)
  • マルチング資材(ココファイバー、網状シート)
  • 植木鉢、鉢底石、土留め(水切り網)
  • 土入れ、スパチュラ、スプーン、割りばし
  • 仮止め用の支柱、ビニールひも
  • 8mm支柱90cm×2、120cm×2
  • 樹脂被覆の針金タイ、針金切り
  • 麻ひも、ハサミ

バラの植え替え用の資材

大型ビニール袋で、バラ用培養土・ココチップ・元肥・添加資材を混合。

バラの植え替え・用土と植木鉢

植え付ける鉢に鉢底石を一段敷き、土留めの網をのせ、混合した培養土を少し入れて待機。

ブルームーン元株

2022年5月に新苗で迎えたブルームーン元株。最初の夏のハダニ被害以外は困りごとは無く、順調に成長し枝葉の勢いは良好。きっと根張りも良さそうです。

ブルームーン元株の植え替え

鉢底で伸び過ぎた根と、傷んだ根を除去。根鉢を少しほぐして新しい用土で植え付け。鉢サイズはそのまま8号、植木鉢は劣化が進んでいたので同型のダイソー8号鉢に取り替えました。

ブルームーン挿木株

2022年9月に元株から採取した枝で作った挿木苗。2023年3月に鉢上げ時に根が脱落したものの、3ヶ月後には芽が伸び、根も再生。枝葉に勢いが出て嬉しい限り、根張りにも期待。

ブルームーン挿木株の植え替え

脱落から再生したと思えないほど良い根張りで安堵。新しい用土で植え付け、鉢はスリット鉢6号ロング→ダイソー8号鉢に鉢増し。元株とお揃いになりました。

スムースベルベット挿木A株

スムースベルベット3株から1株残した、挿木A株。10cmだった挿し穂は半年で200cm越え、ツル性の勢い全開です。植え替えのために枝を麻ひもで数カ所留めて、作業開始。

鉢サイズは、スリット鉢6号ロング→アップル8号菊鉢へ鉢増し。10号鉢でオベリスクに巻きたかったけど、根鉢はまだ6号サイズと小さいので、10号は大き過ぎるかなと。

スムースベルベット挿木株の植え替え

根鉢と用土が安定するまで仮の支柱で固定、10日ほど待ってから誘引作業。しばらくは普通の8mm支柱に誘引、この状態で根と株の成長を待ちます。

先端の極細部分を30cmほど剪定。枝はまだ2本、鉢上げから半年の細枝なのに超堅くて半カーブも曲がらない。このような枝質は、壁面やフェンスなど大きな平面に誘引するのが良いのでしょう。オベリスクには難しいかも。無理なく曲がる位置で固定し高さを抑えることにしました。

スムースベルベット挿木株の誘引

120cmの支柱でなんとか収まったけれど、いずれ新枝や葉や花の重みで歪む可能性が高いので、追々補強が必要になりそうです。今後出る新枝をオベリスクに巻く想定なら、若く柔らかいうちから緩い螺旋巻で保ったほうがよいのかも。

既にある9号鉢の河津桜も13kg、これ以上大型鉢を増やすのはキツい。スムースベルベットの鉢重量は、前年の元株8号鉢(支柱無し)でも10kg越え。それを2mの株丈で3株維持するのは難しいので、挿木苗を1株だけ残しました。

スムースベルベットの花は大好き。しかもトゲ無しのツルバラは貴重。残した1株は10号鉢で育ててオベリスクに巻いてみたい。想定15kgは超えそう、私の筋力アップも必要になりそうです。

コメント