年末の植え替えから約1カ月後の1月末、冬剪定をしました。
予定では2月初めのつもりでしたが、少し早めに済ませました。
冬剪定の必要性と時期
バラが休眠中の冬に行う剪定は、古い枝や余分な枝を整理するための作業です。樹形を整え、風通しをよくします。また、適宜切り戻すことで芽吹きも促されます。
冬剪定に適した時期は、12月~2月。2月を過ぎる頃には芽が動き始め、根の活動も活発になります。株が活動を始めてから深く切ると、芽吹きの調子を崩すかもしれません。
剪定するときのポイント
冬剪定をする場合、以下の事に気を付けると無理なく作業できます。
- 剪定の2週間前までに葉を除去 → 株の休眠を促す、枝や芽の状況が分かりやすくなる
- 良く切れる剪定ばさみを使う → 切口がきれいで雑菌が入りにくい、枝への負担を軽減
- 太い枝の切口には癒合剤を塗る → 切口を保護し、雑菌の侵入を防ぐ
- 細い枝や、枯れた枝、内側に混みあった枝を切る → 風通しを良くして病気予防
- つるバラは剪定後に誘引 → 水平気味に誘引することで、枝全体から芽吹きやすくなる
- 若い挿し木苗は浅めに剪定する → 株自体が小さいので、余力を保つ
切る位置や、切り方には諸説
切る位置や切り方について、メディアでは様々な説があふれています。数多の研究や経験則の賜物なので有難く参考にしています。けれど、経験の浅い私は毎度々々迷うばかり。迷った結果、
- 切る位置は「好みの姿に伸びそうな位置の、良い芽の上5~10mmで切る。」
- 切り方は「芽に沿って斜めに切っても良いし、水平に切っても良い。」
この大雑把さでも、それなりに芽吹いて育ち、花も咲きました。
剪定後に施肥
冬剪定後、少し時間をおいて施肥します( 芽出し肥とも言われます )。肥料焼けしないように緩効性肥料を。今時は店頭でもネット通販でも多様な商品があります。土の上に置くものや、土の表面に撒くもの、混ぜ込むものなど。ご自身の方針や株の状態に合ったものを選びましょう。
ウチのバラの冬剪定
前年の12月のうちに、剪定前の準備を済ませておきました。
葉をむしる作業
植え替え
この年の冬剪定は1月末に行いました。
オールドローズとイングリッシュローズ2種
ウチにあるオールドローズはラレーヌビクトリア。秋の好天で、良く伸びた枝は1.5mを越えていました。長い支柱を買って緩い螺旋巻きにして待機中。
イングリッシュローズ2種は、アブラハムダービーとセプタードアイル。元株も、挿し木の4株もよく伸びます。元の長さの半分くらいに切りました。
小柄な挿し木苗
挿し木苗の3種(パシュミナ、ピンクパンサー、ゴールデンボーダー )はまだ小柄です。芽吹きに備えての剪定は、ごく浅く、枝の高さを整える程度にしました。
例外的に、秋に伸び過ぎたパシュミナの2株は、3分の1くらいにバッサリ切りました。脇の芽が伸びて樹形が整うのを期待します。
数日後に芽出し肥を施して、あとは春を待つばかりです。
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