鉢バラの冬越しの準備2018-19(2)植え替え

葉を取り去ってから約1週間後、年末にようやく植え替えに取り掛かりました。今年は大小16鉢あり、とても一度では出来ません。3日がかりの作業となりました。

鉢バラは冬に植え替えしたほうが良さそう

冬になり気温が下がるとバラは休眠に入り、根の活動も落ち着きます。休眠期なら根に触れても枯れたりはしないので、鉢バラにとっては晩秋から年明けごろが植え替えの適期と言えそうです。

植え替えの目的は主に2つ。

  • 根のチェック:根詰まり、根腐れ、病気、害虫からの食害の確認
  • 用土の入れ替え:通気性や水はけの改善、痩せた古土を養分のある新土に入替え

この機会に根の様子を確かめられるし、株や根の状態に合わせて鉢土をリセットできます。株の個体差や鉢のサイズで用土の量も違うので、一概には言えませんが、 1~2年に一度くらいで植え替え出来ると良いのかもしれません 。

植え替え前の準備

植え替えに必要な資材や道具を準備します。ベランダの場合はスペースが限られているし、急用の時にはすぐ作業を止められるよう、段階を考えて準備します。

水やりは植え替えの2~3日前までに

水遣り直後の鉢土は超重いです。その状態で植え替えすると、水分でドロドロに。冬場の作業としてはキツいです。 植え替えは、水遣り後2~3日ほど経ってからが良いように思えます。根が乾燥しない程度に鉢土の水分が抜けていたほうが作業し易いです。

道具と資材の準備

【道具】植木鉢・鉢底網・ 手袋・スコップ類・作業用ハサミ・園芸シートか大型の袋・ジョウロなど。必要に応じて、麻紐や古新聞紙・支柱とタイ・コガネムシ対策の網状のシート・割り箸等の細長い棒もあると便利。

【資材】用土(自分で配合しても良いし、配合済みのバラ用培養土も超便利 )・マルチング資材。必要に応じて、鉢底石・元肥・根腐れ防止剤などの添加資材。

植え替え

資材や道具の準備が整い、ほどよく鉢の水分が抜けたら植え替えします。ベランダでの作業は、土や資材が散乱しないよう注意が必要です。

作業場所の準備

作業スペースに合わせて、園芸シートや大型ビニール袋などを敷いて、散らかるのを防ぎます。

シートやビニール袋で散らかり防止

掃き掃除が少なくてすみ、片付けが楽です。

株の保護

先に剪定が済んでいれば、特に保護しなくても無理なく扱えます。ウチのように、葉の除去までの状態で中途半端な長さだと扱いづらかったりします。その場合、株を麻紐などで軽く束ねます。

束ねて扱いやすく

トゲが気になるときは、束ねた上から新聞紙を巻いておくと扱い易いです。

元の鉢から株を抜く

鉢の側面を軽く叩くと抜きやすいです。抜きにくい時は、割り箸のような細長いものを鉢の内周に刺して、鉢と土を剥がすと良いかも。手首が弱い人は、鉢を横に倒して抜くと土の重さを逃せます。しっかり根が張っていれば、鉢の形のまま抜けます 。

鉢から株を抜く

株が抜けにくい時、私は100均キッチン用品のスパチュラを使います。長くて薄いステンレス製のヘラで、刃物ではないのでケガの心配が少ないです。小型の鉢~8号鉢くらいまで使えます。10号を超えるとちょっと長さが足りないかも。

株が抜けたら根を手でほぐし、細根を整理します。黒ずんだ細根は取り除き、白い細根は長く伸び過ぎた部分を作業用のハサミで切ります(枝の剪定用とは別にする) 。

根の状態

抜いた株の根が十分に張っていたら、一回り大きい鉢に植え替えられます。もし、根が傷んで弱っていたら、痛んだ部分を取り除き、今までの鉢に土を替えて植え直すか、ひと周り小さい鉢に植え替えたほうがいいです。

太い根は折れないように

冒頭で、休眠期なら根に触れても大丈夫と書きましたが、太めの根は極力折れないようにご注意下さい。細根は多少切れても大丈夫だけど、太めの根は折れると傷口が大きくなりがちで病気が入りやすくなります。

根の病気が発覚!

秋から弱り気味だったピンクパンサー元株の根鉢をほぐすとき、 なにやらコブっぽい気配が。

根の病気

悪い予感的中、「根頭癌腫病」です。発生位置には見覚えが…。前回の植え替え時に、太めの根を折ってしまった箇所。軽く濯いで殺菌ペーストを塗っていたけど、傷から病気が入ったようです。復活させてやれる自信が無く、残念だけどお別れすることにしました。

用意した鉢に株を植え付ける

別の植木鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、用意しておいた培養土を適量入れます。バラ用鉢やスリット鉢なら、鉢底石は不要です。

ベランダで育てている場合は、できるだけ土が流失しないように、鉢底ネットは必須。鉢底ネットが硬くて鉢に合わせづらい時は、土留めの代用になるものを工夫します。ウチでは台所の水切りネット(張りのあるもの)を切り開いて使っています。

鉢底に網

培養土は底に3分の1ほど先に入れておきます。株の根を広げるように置いて、根の間に土を入れながら培養土を足していきます。おおむね鉢の縁から約3~5センチ下まで入れます。 培養土を入れ終えたら、株周りに合わせて切った「コガネムシ対策」のシートを土の上に敷きます(私は100均の滑り止めシートを利用)。 この上にマルチング資材を敷き詰めます。

土を入れる

ここまで出来たら、必要に応じて支柱を立てます。小ぶりの株で自立できるものはそのままで。大きい株には支柱を立てて固定または誘引します。

マルチング

マルチング資材は、一昨年は「クリプトモス」、昨年は「ココファイバー」を使いました。どちらも、時間の経過とともに鉢面のシートに馴染んで扱いやすくなりました。

今年は「ココチップ(ベラボン)」を使ってみることに。Lサイズの角切り状のもので、コロコロした見た目が可愛い。鉢面のシートが見えなくなるまで厚めに敷きました。

マルチング

コガネムシ対策としてはどうなんだろう。鉢が倒れた時や、追肥等で下地をめくる時にポロポロこぼれて手間が掛かりそう、そんな予感はします。けれど保水性と通気性に期待しています。

水やり

マルチング資材を敷いたら、鉢底から水が流れ出るまで、たっぷり水遣りします。植え替えはこれで出来上がり。

水遣り

この後は、春の開花に備えた冬剪定。ウチでは2月初めに施す予定です。

片付け

作業中に出た廃資材は、分別して、住んでいる地域の方式に沿って処分。廃土が大量に出た場合は、ある程度乾燥させてから処分します。完全乾燥なんて無理ですが、半乾きにすれば土埃も出ず、土が軽くなって捨てやすくなります。

蛇足ですが、私が今回行った乾燥方法は【湿った廃土を、新聞紙を敷いた大型ビニール袋に入れて水分を抜く】。

廃土を乾燥

袋の口は開けておき、ベランダなど屋外の雨の当たらない所に置きます。できれば日ごとに新聞紙を取り換えると、早く水分が抜けてきます。約5日でゴミ袋が破れないほどに軽くなり、園芸廃材として不燃ゴミに出せました。水分を吸わせた新聞紙は、飛散しないよう重しをして数日乾燥させ、可燃ゴミとして処分しました。

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