11月末に葉の除去、12月中旬に植え替えを済ませ、1月中旬に冬剪定をしました。
ウチのバラの昨季の枝は皆弱々しい…。それでも植え替え時に見た根には、病気が無くてよかった。昨年末の植え替え(土替え)から1カ月が経ち、冬の晴れ間に剪定です。
道具を準備
道具や資材を準備します。トゲでケガをしないよう手袋は必須。理想は革手袋がおススメ。
- 手袋
- 剪定鋏
- 切口癒合剤
- 新聞紙
- ゴミ袋
※ 剪定枝の処分方法は自治体ごとに違います。ウチの地域の場合、植木鉢で数個程度の量なら燃えるゴミに捨てられます。バラなどトゲがある植物の枝は、トゲが袋を突き通らないよう数枚の新聞紙にくるんだ状態で処分します。
春の芽吹きに備えた冬剪定
まず枝を整理。枯れ枝や、爪楊枝のように細過ぎる枝を付け根から切ります。(品種によっては細くても良い芽を出して育つものがあるそうです。)直径5mmほどの良い枝でも、内側に混みあう位置なら切ります。
切口には癒合剤を塗って保護します。
次は、芽吹きに備えた剪定。良い芽の上の、約1cmくらい上で切ります。切り方は、水平でも斜めでも大丈夫。切り口から出る樹液が流れやすいようにしたい場合は、斜めに切ると良いです。
良い芽がない…ウチのバラの冬剪定
さて困った。良い枝の、良い芽の上で切るはずが…良い枝も良い芽も無い。昨年の新枝は細枝ばかり。芽も細く尖っていて貧弱。弱そうな枝を除去したら、一昨年の枝ばかりが残りました。
仕方がない、一昨年の枝の芽を頼るしかありません。僅かに残った昨年の枝と、一昨年の枝の、芽が出そうな部分の上で剪定しました。
結果、どの株も根元からの高さは30cm前後の強剪定。半ツルの株は去年の枝を長めに残してトレリスに誘引したかったのに。なんだか振り出しに戻った感じ(涙)。
アブラハムダービー元株
2016年12月に迎えたアブラハムダービーの元株。購入時に既に傷だらけで心配しましたが、春秋とも良く咲いてくれました。挿し木の子孫も残せた立派な株です。
横を向いた枝を活かして、今年はトレリスに伸ばしたい。土替え時に、敢えて片側に枝を向けて植え直し、芽が出そうな方向が片側に揃うように剪定しました。古枝の付け根にも芽吹きの兆しがあるのも嬉しい。
ラレーヌビクトリア
とにかく虫害が酷かった。チュウレンジハバチの孵化痕でパックリ割れて、薄く平たくなった部分が8箇所もあった。その部分をカットしていったら、若い枝がすごく短くなってしまった。
長く伸ばした枝を誘引するのが楽しみだったのに、まさかの強剪定(涙)。僅かだけど良い芽の枝が残ったから良しとしよう。今期のテーマは「ハバチから死守すべし」。
パシュミナ挿し木苗
パシュミナの挿し木苗は6株。追肥も鉢増しもできなかったけど、植え替え時の根の状態は良くて、ひと安心。うち2株は太いサイドシュートも出ていました。
上から見て放射状になるように枝を整理し、良い芽が揃う高さで切りました。
6株全部が開花したら、さぞかし賑やかになりそう。
ピンクパンサー挿し木苗
ピンクパンサーは、できれば地植えにして豪華に咲かせたい品種。元株は昨年に根頭癌腫病で失ったので、挿し木苗2株が残りました。細身ながら状態は良いようです。
まだ仕立てどころではないけれど、均等な枝分かれを活かして剪定。枝ぶりに奥行が無いので、背面からの手入れもしやすそう。今年は枝をしっかり充実させたい。
芽出し肥
昨年末の植え替え(土替え)時、用土には堆肥入りのバラ用培養土を使用。量の調整に、緩効性肥料入りの草花培養土を少しばかり混合。なので寒肥にあたるものは特にしていません。
1月中旬の冬剪定から約1か月後、2月末に芽出し肥を施しました。
使ったのは、一昨年買った配合肥料、住友化学園芸マイローズ「バラの肥料」の残り。緩効性と即効性の肥料分が、温度変化に合わせて適度に溶け出るという便利なもの。昨年使わなかったので、まだ少し残っていました。
昨季は栄養不足にさせてしまったため、今季はたっぷり栄養を与えたい気持ち。とはいえ濃い肥料分での肥料焼けも怖い。恐る恐る、表示の規定量の半量程度を撒いてみました。様子を見ながら来月も撒いてみます。
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