春バラ2020鉢植えの1番花・早めに摘んで部屋に飾る

前年の春は引越しのため鉢バラは花を諦め、枝を切り詰めて移動に注力。集合住宅のベランダから、山麓の中古戸建の庭で育てることに。

庭は水捌けが悪くコンクリで改修、地植えスペースは諦めました。屋外土間をバラ用に確保、今後も鉢栽培。なんとか蕾が育ち、どうにか開花を迎えました。春の開花を見るのは2年ぶりです。

今年の1番花

真っ先に咲いたのは、まさかの「オルラヤ」。ダメもとで、プランターで種から育てていたもの。

オルラヤ

弱そうな感じだったのに、あっという間にバラを追い抜いて開花しました。

オルラヤをプランターで育ててみた
バラの写真を見ていると、かなりの割合でバラの周りに可愛らしい白い花が写っていることに気付きました。【オルラヤ(オルレア)・グランディフローラ】という名前らしい。ダメで元々、プランターで育ててみました。

バラの開花1番乗りは「ゴールデンボーダー」でした。輝くような黄色、清涼感のある芳香です。花の大きさは約6cmくらい。

ゴールデンボーダーとセプタードアイル

翌日には「セプタードアイル」が開花。優しめのピンク色、癖になる甘い香り。1個目の花はコガネムシに食べられて穴だらけに。写真は2個目の花、大きさは約10cm。

翌々日以降には他のバラ達も一斉に開花しました。

「アブラハムダービー」元株。ピンクや黄色を帯びたオレンジ系。フルーツ香が漂います。

アブラハムダービー

花の大きさは約12cm。蕾を半分ほどに減らしたためか、それぞれ大きく咲きました。

「ラレーヌビクトリア」まっすぐ伸びた枝先に濃いピンクの花。化粧品のような芳香です。

ラレーヌビクトリア

こちらも蕾の数を半分に減らしました。花の大きさは5cmくらい、コロンと丸くて可愛い。

「パシュミナ」挿し木苗。花の外側は薄緑とオフ白、内側は薄ピンク。香りは殆どありません。

パシュミナ

6鉢が一斉に咲きだして賑やかに。花の大きさは約4~6cm、房咲きになります。写真を撮った翌日は大雨の予報、あわてて軒下に避難させました。

「ピンクパンサー」挿し木苗。こちらも軒下に避難、無事に開花。鮮やかなサーモンピンクです。

ピンクパンサー

甘めの紅茶のような香り。蕾を減らした効果か、花の大きさは8cmを超えました。

早めに摘んで飾る

鉢で咲かせたまま楽しむ花を少し残したら、あとの花は開きかけたら摘みます。開花から約2週間、次々摘んで飾ります。手間は掛かるけど、楽しい。

花は早めに摘む

花をつけたままだと株を消耗させてしまうので「早めの切り戻し」のつもりで摘みます。

ウチの鉢バラの「摘み時」は、ガクが反り返って、蕾の先が開き始めた頃。この状態だと、花の内側がほぼ無傷なので、花瓶に活けた後も綺麗な状態が長持ちします。

道具を準備

  • 剪定鋏
  • 手袋
  • ボウル(洗面器でも)
  • 新聞紙、ゴミ袋
  • ガムテープ(虫を捕獲)
  • 工作鋏(1本を切花用にしている)
  • 切花液
  • 花瓶(ウチは小さめの物を使用)
  • プラスチックのコップ

花茎にもトゲがあるので手袋をして作業。「摘む」というより、剪定鋏で「切る」が正しいかも。

虫を払う

虫予防はしていても、屋外で育てている以上、やっぱり虫は付きます。花を傷めない程度に、軽く振って虫を落とします。…コガネムシもいた。花びらを食べていた様子。

バラの花についた虫を取り除く

痛んだ花は諦め、状態の良い花を飾ることにします。

水切り、水揚げ、切花液、花瓶

ウチのバラは花茎が短く、花が開くと結構な大きさになるので、すごく頭でっかちに。なので小型で倒れにくい瓶や花器を利用。花器には、予め希釈しておいた切花液を入れておきます。

小型の花瓶と切花液

花瓶に収まるよう、葉は工作バサミで全部切り落とします。そして水を張ったボウルで水切り。予備の器の水(切花液入り)に挿し、水揚げ。

つかの間の賑わい

小さい瓶に挿した花は、小型の多肉植物やフェイクグリーンと並べたり。

小型の花器に飾ったバラ

器が足りず、プラスチックのコップも動員。部屋中が色とりどりに。そして良い香り。

ウチで育てたバラを飾る

アレンジのセンスなんて全く無しだけど、いいのです。楽しい。

約1畳の撮影スペース・ウチのバラを撮ってみた・使える時間は短い
ウチの春バラの1番花。無事に咲いてくれて感無量。もう「記念写真」を撮るしかない。準備から片付けまで1時間以内。窓辺の光を探りながら天気の運に任せて撮りました。

成長期も楽しみ

1番花を切ったすぐ下の葉の付け根には、2番花を付ける芽が出てきています。2番花を見たら、いよいよ夏季の手入れが始まります。

鉢バラの1番花後の手入れ2020ひたすら夏の地味作業
今夏のウチの鉢バラは株丈が低め。勢いを消耗しないよう2番花は我慢。梅雨時に心配なのは病気と虫害。雨のはね返り防止や虫害予防の薬剤散布も。盛夏は施肥はお休み、水切れしないよう気を付けながら夏越しです。

ひたすら地味作業が続くのですが、それもまた楽しみなのです。

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