2020年春、ウチのバラの1番花。無事に咲いてくれて感無量。もう「記念写真」を撮るしかない。
撮影に使える時間はごく僅か
開花期間は約2週間。その日の諸事を済ませたら撮ります。準備から片付けまで1時間以内。
用意したもの
- 被写体(その日のバラ)
- カメラ(キットレンズ、マクロレンズ)
- 3脚、リモコンシャッター
- スチロールボード(白、水色)
- 木目の机、木目のお盆、収納スツール
運と成り行き、とにかく撮る
できることなら、ある程度の撮影プランを考えてから撮ったほうがいいのです。そこは時間の無さからの勢い。窓辺の光を探りながら、天気の運に任せて撮りました。
明るさ設定を間違えた
1回目。この日の朝に摘んだバラを撮ってみました。初々しい感じを撮りたい。
しまった、カメラの明るさ設定を直していなかった(涙)暗くて怪しげ。せっかくの1回目の写真だし、ダメもとで補正。
右のアップの写真、微妙な中間色を復元、難しい。最初の暗い失敗作のほうが好きかも。
品種ごとの記念写真
2回目。品種ごとに撮ってみました。どのバラも愛おしい。
せっかくなので集合写真。暑苦しいボーダーにしてみました。
出遅れて直射の逆光に
3回目。好天なのはいいけれど、15時を過ぎると日が傾き、直射の逆光に。カーテンのレース模様の影が机に落ちてしまった。残念。
遮光カーテンを半分閉めて、外光が横から入るように。白ボードをレフ板代わりに。シーリングライトも点けてみた。平凡なフワッとした感じになった。嫌いじゃない。
咲き姿の変化
4回目。イングリッシュローズの5分開きと9分開き。同じバラを2日に分けて撮りました。
5分開きは初々しい、背景は机の木目で。9分開きは華やか、背景は水色ボード。雰囲気を変えてみました。
カラーボードでブーケ風
5回目。素材サイトでよく見かける、斜め上に花を配置した撮り方を試してみました。水色ボードを使い、花はウチのパシュミナを使ってみました。しかしこれが難点だらけ。
パシュミナはカップ咲き。花はフチが高く中心は窪んでいて、接写だと焦点の位置が難しい。房咲きで花茎が短く、自家栽培だと花の質にもバラツキがあり、モデルになりにくい。
花が萎れないよう切口を保湿。主役はどの花か。どう組み合わせるか。光源はどこから?背景色は?カメラ位置は?絞りとか焦点とか?いかに準備が重要か、よくわかりました。
店頭の切花の美しさの価値、育種家さんや花卉農家さんの凄さを再認識。そして人気のクリエイターさんの技術とセンスに尊敬の気持ちが沸いてきます。
2番花はスキマ時間で撮影
6回目。2番花は諦めて摘蕾する予定が、気付いた時にはイングリッシュローズの2番花が2輪、開花寸前。翌朝には好みの9分開きになりそう。しかし翌日は用事、撮れるのは朝のスキマ時間のみ。
翌日の朝。机を動かす時間は無し、勢いで収納スツールの上に木目のお盆。その上に、前日に活けておいたバラを置いてみた。3脚もレフ板も無し。花の中心の色が濃いので、逆光だと真っ黒になりそう、横からの光を探りながら撮影。準備から片付けまで、使った時間は10分。
翌々日、PCで開いてみました。カーテン越しの曇りの自然光、レフ板を使わなかったこともあって、全体も手前もひんやり暗め。少し温かみが出るよう、LightRoomで補正。
折しも写真ACで「家の中で撮影した写真」の作品募集中。需要は無さそうだけど「ウチで最速で撮った記念」で投稿しました。
春バラ終わった 秋バラ待ち遠しい
これでウチの2020年の春バラ写真は終わり。改めて自分の技術の拙さに脱力。可愛いバラ達に稽古をつけてもらった感じです。なにはともあれ楽しかった。次は秋バラ撮れるかな。
追記 秋バラ少しだけ咲いた
数は少なかったけれど、秋にも咲いてくれました。なんとかスキマ時間に記念写真を撮りたい。机もスツールも動かす時間はありません。ならば床で撮ろう。
窓際の半畳分の床を拭き、スチロールボードで作っておいた白背景をセット。そこに水に挿した花を置き、時間の許す限り撮りました。上から俯瞰で撮ったり、立膝でしゃがんで接写したり。
春の1回目の失敗写真と同じ種類の花です。今度は明るく撮れました。
鉱物の写真も楽しいですよ。
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