ウチの鉢バラ・パシュミナの成長記録

2017年1月、5鉢目のバラ「パシュミナ」を迎えました。5鉢目を選ぶときに気に掛けたのは、コンパクトな品種。これまでに迎えた品種は、どれも支柱が必要なほど大きくなるもの。パシュミナはやや小柄で自立できます。房咲きになる咲き方にも期待しました。

パシュミナはこんなバラ

パシュミナはドイツのコルデス社で2008年に作出されたバラ。樹形は半直立性で、株丈は約1mくらい。花の香りは微香、四季咲き性があり、房咲きで花付きが良いです。

花と香りと株姿

パシュミナの花の大きさは約5cm~8cmと小さめ。花束のような房咲きになります。花の色は、外側はオフ白、フチや筋に沿って緑色を帯びます。内側は明るいピンクです。

花の形は「カップ咲き」。窪んだ内側に、ピンクの花弁が無数に巻き込みます。花の開き具合は9分開きほどで、全開にならないことが多いです。花持ちが良く、切り花でも1~2週間は持ちます。

香りはティー系の微香とされています。確かに植物の香りがあるのは分かるのですが、私には無香のように思えます。

葉は小さめで、輪郭にはギザギザの切れ込みが。葉の表面にはツヤがあります。葉の色は、若葉の頃は赤茶色。展開すると鮮やかな緑になります。

トゲは大きめで鋭く密集していて手強く、怪獣のような険しさです。作業するときは手袋必須、出来れば革製のバラ専用グローブがおススメ。

樹形は半直立性、やや横張りです。枝は硬めでまっすぐ伸びます。株丈は地植えでも約100~130cm前後、あまり大きくならないので鉢植えに向いています。自立できるので支柱も不要。ウチでは鉢植えで40~70cmほどで育てています。

丈夫で育てやすい

パシュミナは生育旺盛でとても丈夫。日陰にも強く、病気にも強いです。耐寒性・耐暑性に優れているので、初めてバラを育てる方におススメ。

コンパクトな樹高・樹形なので、ベランダなど狭いところでの鉢植えにも向いています。やや横張りに伸びるので、剪定の際に、部分的に内芽で切って枝の向きを調整すると良いでしょう。

成長記録

2017年の1月、大手花系通販サイトで、「植え付け体験キット」として売られていたものを購入。5号位の細長い苗ポットに、おが屑のような保水資材で保定された姿で届きました。同梱されていた、中型の植木鉢・用土・緩効性肥料を使って植え付ける、という趣向のものでした。

2017年

1月末、キットで届いた苗は、なんとウドンコまみれ! 5cmほど伸びていた新芽には真っ白い粉が吹いていました。葉はシオシオで元気が無く、一刻を争うような見た目でビックリ。

根を包んでいた保水資材を落とし、株全体を水洗いしてウドンコを除去。規定量の活力剤を加えた水に、根を1時間ほど漬け、同梱の資材を使って植え付け。その後に菌に対応できるスプレー薬剤を噴霧。とにかく出来るだけのことはやってみました。

2月、新たな新芽が伸び始めました。どうにか活着できた様子で安堵。

  • 実はパシュミナと一緒に、ボレロのキットも購入していました。ボレロもパシュミナと同様にウドンコまみれ、パシュミナと同様の手順で植え付け。しかし1週間後には枝にシワが出て、2週間後には黄ばんで枯れてしまいました。

4月、蕾は付いたけど、樹勢が今ひとつのため、全部摘蕾。花は来年春まで我慢。

5月末、樹勢が良くなり、いくつかの新枝がそれぞれ40cmほどに急成長。後日、この枝を使って挿し木苗を作りました。(※挿し木はウチで楽しむ分だけ作ります)

6月に2本、11月に4本、合わせて6本の挿し木苗ができました。見分けるために、先の2本から順に、挿木A~挿木Fとしました。

11月末、元株の枝にシワが出て急速に弱り、あっという間に枯れてしまった。原因は根腐れのようです。残念ながら、元株の花は1輪も見ることが出来ませんでした。

12月、挿木A・Bをスリット5号鉢(ロング)に鉢増し。挿木C~Fは鉢上げ当時のスリット4号鉢(ロング)のまま冬越し。

2018年

3月、挿木C~Fを鉢増し。スリット4号鉢(ロング)から、スリット5号鉢(ロング)へ。

4月、挿木A・Bに蕾ができたけど、小柄な挿木Bは摘蕾、挿木Aのみ咲かせることに。

5月初め、挿木Aが開花。元株を購入して1年半後、挿し木苗にリレーして、ようやく花を見ることが出来ました。挿木C~Fは全部摘蕾。株の充実を優先。

9月、挿木B・Eに、物凄く勢いのある新枝が発生。当時はベーサルシュートやサイドシュートといった呼び名も知らず、好奇心のまま、好き放題に伸ばしてみることに。すると2株とも、枝が1本だけ1m以上に伸び、他の枝は伸びるのを止めてしまった。そして先端に花を1輪咲かせ、なんとも風変わりな見た目に。本来なら30cmほど伸びた所で切ったほうが良かったのでしょう。

2019年

2019年の春は引越しのために切り戻して、6株とも花は諦めました。

12月、夏に手入れができなかった割には、みんな意外と状態が良かったので、植え替え時に鉢増し。挿木Aと挿木Fはリッチェル6号鉢からスリット6号鉢(ロング)へ鉢増し。他の挿木苗はスリット5号鉢(ロング)から、リッチェル6号鉢へ。

2020年

4月、6株とも樹高は約40cm前後と小柄ながら、すこぶる順調。新枝には蕾が鈴なりに。1つの花が大きくなるよう、それぞれの蕾の房から、中心蕾と小さすぎる蕾を除去。5月には期待通り、少し大きめの花が咲いてくれました。

12月、生育が停滞気味の挿木AとFは元のスリット6号鉢(ロング)に土替えで植え直し。他の挿木苗4株は根張りが良好なので、リッチェル6号鉢から、スリット6号鉢(ロング)へ鉢増し。6株とも、お揃いの鉢サイズになりました。

2021年

4月、6株とも樹高は約50cm前後と去年よりも大きく成長。去年と同様、蕾の房から中心蕾と小さすぎる蕾を除去。

5月、昨年よりも数多く開花。去年は早めに摘んで部屋に飾りましたが、今年はそのまま枝に咲かせることに。花持ちが良く、2週間ほど楽しめました。

パシュミナの元株は早々に失ってしまい残念。しかし挿し木が予想以上に順調に発根できたことで、6株の大所帯に。庭の一角が賑やかになりました。

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