秋バラは勢いのある2種類を咲かせてみた

夏剪定の後、ウチの鉢バラ達は傷んだ葉を取り除いて養生の日々。そんな私の心配をよそに、ひと月後には新葉が生え揃い、蕾もつけました。

秋の新葉

新枝の蕾を全部咲かせたい気持ちを堪えて、細い枝の蕾は摘み取りました。この秋の成長期に、弱り気味の枝葉が復調してくれることに期待。

勢いのある株だけ咲かせてみた

今年の酷暑でどの株も暑さ疲れしている感じ。その中で勢いのある2種の3株だけ咲かせることにしました。

パシュミナ挿し木苗2株

パシュミナは挿し木苗6株のうちの2株を咲かせてみました。この2株、夏季に枝分かれさせ損なって、枝が1本だけ伸び過ぎたもの。枝の手入れとしては大失敗です。

しかしその成長の勢いには目を見張るものがあり、ちょっとした好奇心で、どこまで伸びるか見てみたくなりました。 やがて先端に蕾を付ける始末、本来なら摘み取るべきですが、そのまま咲かせることに。最終的に株の高さは100cmと120cmにもなりました。

徒長した苗の花

※苗をこんなに徒長させてはダメですよ、良い大人はマネしないでね。他の4株は適度に枝分かれし、小柄ながら理想的に育っています。

順調な苗と徒長した苗

10月下旬に蕾が緩み始めたものの、低温続きのため約一週間かけて5分開きに。

花瓶に活けてみた

香りは殆どなく、花は全開にはなりません。そこがまた慎ましく見えて愛らしい。8分開きの状態で、8日間楽しめました。

アブラハムダービー元株

アブラハムダービー3株のうち、挿し木苗の2株は開花をあきらめ、元株のみ開花させることにしました。元株は葉を全部落としたのにすっかり復調、蕾を5個も付けました。さすがに全部咲かせるのは無理そうなので、太い枝についた3個を残し、あと2個は摘蕾。

元株が復調していく様子

11月中旬に蕾に色がのり、数日かけて8分開きに。すでに良い香りが漂っています。

ベランダの秋バラ

日射しを浴びた花の愛らしさを楽しんだら、カットしてすぐに水揚げ。近所のスーパーで買っておいた小分けのカスミソウも一緒に、器のサイズに整えて飾りました。水には水量に応じて切花液を混ぜておくと花が長持ちします。カスミソウが一緒だと華やか。

バラとカスミソウを飾る

翌日には花びらが全開、ゴージャスな大輪に。前日と花の姿が全く違います。そして本当に良く香る。ふわりと甘い香りに、桃に似た(個人の印象です)フルーツ香があります。この満開の状態を7日間楽しめました。

翌日には満開に

ベランダ栽培だと摘みたてをすぐ活けられるし、蕾がほどけてから満開へ、そして花色が退色していくまで、花の姿の一部始終を楽しめます。

少しでも咲かせられて良かった

今年の秋バラは、10月末にパシュミナ、11月末にアブラハムダービーの2種3株のみと、ささやかなものでした。夏の酷暑でバラも世話する私も一緒に調子を崩してしまったので、僅かでも咲かせられたのは良かったのかもしれません。

11月からの気候は穏やかだったので、みんな復調してくれた様子。冬の植え替えまでに株が充実してくれることを期待。来年春には挿し木苗も2年を越えるので、どの株も本格的に咲かせてやれそうです。

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