最初は「水辺の森」目当てで訪れた篠栗九大の森。2度目以降は「遊歩道を歩くこと」そのものが楽しみになりました。
晩秋の篠栗九大の森の遊歩道は落葉で覆われ、森は紅葉に彩られます。見頃は、11月中旬~12月上旬。その年の気候によって状況は変わります。
篠栗町HP 「観光情報」→「篠栗九大の森」
森は臨時に閉鎖されることがあります。また、遊歩道や駐車場が使用不可になることも。お出かけ前に、篠栗町HPで森の現在状況を確認されることをお勧めします。

遊歩道には緩やかな高低差があります。所々に、出口の方向や距離を示す案内板が。南口・北口の両方に杖が備えてあるので助かります。散策を終えたら返却します。
私は南口から散策するのが好きです。約1時間ほど掛けてゆっくり歩きます。
南口からの遊歩道
南口から入るとすぐに上り坂。木立が迫り、空気が一変します。
坂を登り切ると、緩やかで長い下り坂に。晴れた日は木漏れ日がきれいです。
遊歩道はぬかるみが多く、汚れてもいいスニーカーがお勧め。積もった落葉は湿っていて滑りやすく、所々で木や竹の根が露出しています。
小枝や木の実がよく落ちてくるので、頭を守るために帽子は必須。夏季に比べれば虫は少なめですが、目の前に大きな蜘蛛が降りてきたり。
マダケの林
湿った上り坂を進むと、マダケの林。道が狭い分、竹がすごく高く見えます。
見上げても楽しい。でも足元の地面はデコボコ。転ばないようにご注意。
ベンチからの風景
マダケの林を過ぎ、階段を降りると水辺にベンチが。ひと休みするのに良さそう。春夏は新緑、秋は対岸の森も紅葉してキレイです。
階段は筵と竹で支えてありますが、踏面は湿っていて滑りやすいのでご注意。
こなら広場~えごのき広場への道をすすむと、林の切れ目の水辺にベンチ。2018年の秋は池干しをしているのか、池の水が非常に少ないです。
それにしても池の底がきれい、ゴミがありません。広大な池を管理するのは非常に大変なことだろうと思います。
あずまや
さくら広場から東屋へ向かう道には野生の栗の木が。秋にはイガイガがゴロゴロ。中身の栗は森の生き物たちのもの(人間は食べてはダメ、虫がいます)。
東屋からの眺望は絵のように色彩豊かです。
ささやかな広場
広場といっても「原野を切り拓いた」という状態です。起伏があるので何か出来るわけでも無さそう。光を取り入れる場所でしょうか。ベンチがある所なら、しばし休憩など。
くりのき広場、こなら広場
マダケの林の奥には「くりのき広場」。中央に大きな栗の木。初冬に色づきます。
木立に囲まれた「こなら広場」。少し離れた所から見ると、運が良ければスポットライトのような木漏れ日が。
さくら広場、はんのき広場
ベンチの先から斜面の奥に広がるのが「さくら広場」。桜の木は、木立の向こう側にあります。花の季節にまた来たいものです。
坂道を降りてきたところに「はんのき広場」。
はんのき広場を過ぎると、いよいよ水辺の森です。
水辺の森
水中に巨木が並び立つ光景が有名になりました。水があるのは春先~梅雨明け頃のようです。夏は少なめ、秋から冬の農閑期には水が抜かれることがあります。
私は晩秋の光景が好きです。水が無くても興味深い光景が見られます。
薄曇りや午後の逆光で見ると、なかなかの異郷感。気根も落葉に埋もれるといい感じ。
写真は遊歩道内から十分きれいに撮れます。遊歩道の外は危険なので、はみ出さないようご注意。マナー違反が増えると森が閉鎖される可能性があります。
水辺の森から北口への遊歩道
水辺の森を過ぎると、もみじ広場を経て北口に至ります。私は北口駐車場には登らず、そのまま遊歩道を進んで北口から出て、車道沿いの歩道を通って南口に戻ります。
↓私のお気に入りの1枚。歩道から金網越しにチラッと見える、紅葉したラクウショウ。
夏季は深緑に紛れて目立たないけど、晩秋にはよく目立ちます。
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