9月初めの夏剪定から約1カ月半。開花した株もあれば開花しなかった(させなかった)株も。わずかな数だけど、2020年秋の開花の記録として。
咲いた株
今年の秋に咲いたのは、アブラハムダービーとパシュミナ。2018年秋と同じ顔触れで苦笑。
アブラハムダービーは7輪咲いた
元株の、秋の新枝の伸びは今ひとつ、それでも蕾が6個も。大きい蕾を3個残しました。挿木苗も2株あわせて8個の蕾が付いたけど、小さい4個は諦めました。結果、3株合わせて7輪が開花。
適当に並べていたら、開きかけの蕾から咲き終わりまで、花の咲き姿の一部始終が揃っていることに気付きました。偶然だけど興味深いです。
(※室内で水に挿した状況のもの。戸外で自然に咲かせたものとは少し違います。)
パシュミナ挿し木苗は2輪咲いた
パシュミナ挿し木苗6株は夏の葉焼けで弱り気味、秋は咲かせないつもりでした。新芽が出ても、茎も伸びずに葉を1~2枚出して唐突に蕾、という必死な姿。
淡々と蕾を摘み取り、週1回の活力剤で養生の日々。それでも葉陰で開花寸前まで育った蕾が2輪ありました。
1輪目は10月2週目に開き始めました。外側の花びらから全体的に鮮やかなピンク色。秋の花は色が濃くなることが多いですが、パシュミナにしては珍しいかも。というより、体力が無く、外側に重なる苞のような白い花弁を付けることができずに開花したのかも。
花びらは少なめ、大きさは約4cm。あまり大きくなれなかったけど全力で咲いたんだなと、愛おしさもひとしお。小さな花器に挿し、約10日間、小さな花姿を楽しめました。
2輪目は10月末に開き始めました。パシュミナらしい咲き方。外側の5枚の白い花弁に薄緑の筋が入り、内側は薄ピンク。花の形は無数の花びらが巻き込むカップ咲き。
日数を掛けてゆっくりと開き、大きさは約6cm。花持ちが良く、約2週間も愛らしい姿を保ってくれました。
咲かなかった株
今秋の開花を期待して夏剪定した2種。残念ながら蕾は痛み、咲きませんでした。
セプタードアイルはブラインドで咲かず
花茎は伸びたけど、先端を虫に喰われたり、時ならぬ低温に晒されたせいか、蕾は育たず。
小さいままの蕾を摘み、ブラインドを切り戻して、今秋の開花は諦めました。
ゴールデンボーダーは虫食いで咲かず
薬剤切れか、秋の新芽は虫達に食べられ放題。花芽も痛んで残念。
茎の中間部分の落葉まで始まってしまいました。もしかしたら根も弱ってるかも?
咲かせなかった株
四季咲き品種のピンクパンサー、元株から採った挿し木で育てて3年目。まだ細身で小柄、秋の開花は無理と思っていました。調子が良いようで、2株とも蕾を付けました。
ピンクパンサー挿し木苗は枝葉の成長を優先
苗Aは9月末にやっと夏休眠から覚めた様子、ベーサルシュートのピンチした部分から秋の新芽が伸び始めました。
20cmほど伸びたところで蕾が付いたので、再度ピンチ。
苗Bは絶好調。元の枝より太いサイドシュートが発生。それから約1カ月で蕾もつきました。花は見たい、咲かせたい。けど、ポキッとピンチ。
更に1カ月後、ピンチした部分から枝分かれして、また蕾。もちろん摘蕾。絶好調な葉で光合成に励んで頂き、根も張ってほしい。花は来年まで我慢です。植え替え時には鉢増し出来るかも。
晩秋まで防虫は必要
単なる不運に過ぎないけれど、咲いてほしかった株の虫害が酷かったのでガックリ。
秋の新枝が出た時に、スプレー薬剤を施すのが遅すぎたのかもしれない。根から吸わせる殺虫剤も、種類を変えて、あと1回でも追加したほうが良かったのかもしれません。
春にも秋にもたくさん咲かせられるよう、今後も試行錯誤が続きます。
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