ウチの鉢バラ・ピンクパンサーの成長記録

2016年春、2鉢目のバラ「ピンクパンサー」を迎えました。2鉢目を選ぶとき、「バラ・病気に強い」で検索して出たバラの中から、懐かしい色のバラを選びました。

私が生まれて初めて見たバラの花の色は、明るいサーモンピンク。実家の庭に祖父が植えていたもので、種類は不明。生垣の榊の木に誘引されていた、今思えば風変わりな光景を覚えています。

ピンクパンサーはこんなバラ

ピンクパンサーは1981年にフランスのメイアン社で作出されたハイブリッド・ティーローズ。枝がまっすぐ伸びて自立できる木立ち樹形(ブッシュタイプ)です。四季咲き性があり、切り戻した後の新枝が伸びると次の蕾をつけます。

花と香りと株姿

ピンクパンサーの花の色は、目の覚めるようなサーモンピンク。8分開きの頃は特に鮮やかで、デジカメで撮ると色飽和するほど。同じ株に咲いた花でも、濃ピンク寄りやオレンジ寄りになることも。咲き進むと柔らかなシルバーピンクになります。花弁の裏側は、フチに向かって色が濃くなるグラデーションがあり、横から見ても素敵です。

ピンクパンサーの花の色

花の形は「丸弁高芯咲き」「半剣弁高芯咲き」「丸弁八重咲き」「丸弁平咲き」どれも正解。花が全開になると「ロゼット咲き」のような「芍薬咲き」のようにもなります。咲き方には個体差があり、時間の経過とともに咲き姿も変わっていきます。

ピンクパンサーの咲き姿

花の大きさは約8cm~13cm、大輪になります。まっすぐ伸びた枝先に上向きに咲きます。花持ちが良く、雨にあたらなければ全開から7~10日は綺麗な咲き姿を保ちます。

ピンクパンサーは大輪咲き

香りは甘めの紅茶の感じ。僅かにフルーツ香があります。私の印象ではアップルティーの香りに近いと思います。香りの強さは中香、花に近づくとフワリと漂ってきます。

葉は若葉の頃は赤くてシワシワ、展開すると深緑になります。葉の形は丸くて大きく、ツヤのある皮シボのような質感です。

ピンクパンサーの葉と枝

トゲは野性味のあるゴツいものですが扱いは難しくありません。若い枝だと鮮やかな赤色になることも。株丈は100~180cmくらい。ウチでは鉢植えで60~120cmくらいで育てています。

丈夫で育てやすい

ピンクパンサーは生育旺盛でとても丈夫。日陰にも強く、鉢植えでも地植えでも楽しめます。耐寒性・耐暑性にも優れていて、ウドンコ病や黒星病などの病気にも強いため、手が掛かりません。初めてバラを育てる方におススメです。

樹勢が強いので、出来れば地植えがいいと思います。また、まっすぐ伸びて自立できるので、支柱は枝が若い時だけで十分。横に広がり過ぎないので場所を取らず、ベランダなど狭いところで鉢植えで育てるのにも向いています。

成長記録

2016年の春、大手通販サイトで開花株を購入。箱は1m近い長尺、真っ赤な蕾が10個ほどついた、見事に茂った株でした。購入時の花が終わった元株は、最初の夏越し。年末の植え替え、冬剪定。まだ手入れの仕方がよくわからず、手探り状態でした。

2017年 控えの挿木苗を作る

2016年末、植え替え時、枯れた枝を根元から剪定。全体的に小さくなったので、鉢をサイズダウン。購入時の角ポット6号→スリット6号鉢(ロング)に植え付けていたものを、リッチェル6号鉢へ。

2017年6月、春花後(蕾は全て摘蕾)の枝で挿し木苗を1本、10月にも秋花後の枝で1本作りました。見分けるために、挿木A・Bとしました。(※挿し木はウチで楽しむ分だけ作ります)。

12月、植え替え時に元株を鉢増し。リッチェル6号鉢から、スリット6号鉢(ロング)へ。作業中、元株の太い根を折る失敗。折れた部分を洗浄後、殺菌ペースト塗布。

2018年 前年の失敗で元株を失う

5月、元株が開花。6月、前年に作った挿木苗は2株とも順調。スリット(ロング)5号鉢→リッチェル6号鉢に鉢増し。

ピンクパンサーの鉢増し2018

12月、植え替え時、前年に元株の根を折った部分に癌腫ができていたため、元株とはお別れ。病気に強い品種であっても、人間のミスで発病することがあると痛感。

ピンクパンサーの根頭癌腫病

挿木苗は同じ鉢で、土替えして越冬。

2020年 挿木苗にシュート発生

2019年の春は引越しのために切り戻して花は諦め、夏は手入れがほとんど出来ず。枯れずにいてくれてよかった。12月、挿木苗2株とも植え替え時に鉢増し。リッチェル6号鉢から、スリット6号鉢(ロング)へ。

2020年の春、挿木苗が2株とも初めて開花。枝の数だけ蕾を付けていたけど、半分は摘蕾。1株当たり2個を咲かせました。

7月、挿木Aにベーサルシュートが発生。この濃いピンクのベーサルシュート、細身のネコ科動物のようにも見える?これがピンクパンサーの名の由来かもしれない(個人の感想)。

ピンクパンサーのベーサルシュート

※「ピンクパンサー」の名前の由来については、京成バラ園様サイト内のバラコラム(2008.04.25)の解説が有力と思います。

8月、挿木Bにサイドシュートが発生。猛暑で葉焼けした葉を除去した2週間後に出現。

ピンクパンサーのサイドシュート

その勢いたるや、1カ月ほどで、本体の枝よりも大きく高く成長。

挿木ABともに、シュートに3回ほどピンチと摘蕾を施しました。

シュートのピンチと摘蕾

12月、植え替え時に鉢増し。スリット6号鉢(ロング)から、スリット7号鉢(ロング)へ。

2021年 蕾の数を絞り込んで大きく開花

2021年の春。挿木株は2株とも順調、株丈も約80cmに。それぞれ蕾を4個ずつ残して、後は摘蕾。開花時期に荒天が続いたため、軒下や倉庫内で管理。

ピンクパンサーの開花2021

元株を失ったのは残念でしたが、挿木株が2株とも、花火のように立派な花を咲かせてくれました。今年は枝に咲かせたまま、花が散るまでじっくり楽しみました。

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