鉢バラの冬剪定2019春の芽吹きに備えて枝を整理する

年末の植え替えから約1カ月後の1月末、冬剪定をしました。

バラの芽吹き

予定では2月初めのつもりでしたが、少し早めに済ませました。

冬剪定の必要性と時期

バラが休眠中の冬に行う剪定は、古い枝や余分な枝を整理するための作業です。樹形を整え、風通しをよくします。また、適宜切り戻すことで芽吹きも促されます。

冬剪定に適した時期は、12月~2月。2月を過ぎる頃には芽が動き始め、根の活動も活発になります。株が活動を始めてから深く切ると、芽吹きの調子を崩すかもしれません。

剪定するときのポイント

冬剪定をする場合、以下の事に気を付けると無理なく作業できます。

  • 剪定の2週間前までに葉を除去 → 株の休眠を促す、枝や芽の状況が分かりやすくなる
  • 良く切れる剪定ばさみを使う → 切口がきれいで雑菌が入りにくい、枝への負担を軽減
  • 太い枝の切口には癒合剤を塗る → 切口を保護し、雑菌の侵入を防ぐ
  • 細い枝や、枯れた枝、内側に混みあった枝を切る → 風通しを良くして病気予防
  • つるバラは剪定後に誘引 → 水平気味に誘引することで、枝全体から芽吹きやすくなる
  • 若い挿し木苗は浅めに剪定する → 株自体が小さいので、余力を保つ

切る位置や、切り方には諸説

切る位置や切り方について、メディアでは様々な説があふれています。数多の研究や経験則の賜物なので有難く参考にしています。けれど、経験の浅い私は毎度々々迷うばかり。迷った結果、

  • 切る位置は「好みの姿に伸びそうな位置の、良い芽の上5~10mmで切る。」
  • 切り方は「芽に沿って斜めに切っても良いし、水平に切っても良い。」
バラの冬剪定

この大雑把さでも、それなりに芽吹いて育ち、花も咲きました。

剪定後に施肥

冬剪定後、少し時間をおいて施肥します( 芽出し肥とも言われます )。肥料焼けしないように緩効性肥料を。今時は店頭でもネット通販でも多様な商品があります。土の上に置くものや、土の表面に撒くもの、混ぜ込むものなど。ご自身の方針や株の状態に合ったものを選びましょう。

ウチのバラの冬剪定

前年の12月のうちに、剪定前の準備を済ませておきました。

葉をむしる作業

鉢バラの冬越し2018-19(1)寒気を待って葉を取り除く
12月だというのにウチのベランダのバラ達は青々として落葉する気配もありません。けれど年が明けてからでは植え替え作業が大変。この冷え込みをきっかけに冬越し作業開始です。まずは葉を取り除くことから。

植え替え

鉢バラの冬越し2018-19(2)植え替え
冬になり気温が下がるとバラは休眠に入り、根の活動も落ち着きます。休眠期なら根に触れても枯れはしないので植え替えの適期と言えます。植え替えの目的は主に2つ。根のチェックと用土の入れ替えです。

この年の冬剪定は1月末に行いました。

オールドローズとイングリッシュローズ2種

ウチにあるオールドローズはラレーヌビクトリア。秋の好天で、良く伸びた枝は1.5mを越えていました。長い支柱を買って緩い螺旋巻きにして待機中。

冬剪定した若いバラ株

イングリッシュローズ2種は、アブラハムダービーとセプタードアイル。元株も、挿し木の4株もよく伸びます。元の長さの半分くらいに切りました。

小柄な挿し木苗

挿し木苗の3種(パシュミナ、ピンクパンサー、ゴールデンボーダー )はまだ小柄です。芽吹きに備えての剪定は、ごく浅く、枝の高さを整える程度にしました。

冬剪定したバラの挿木苗

例外的に、秋に伸び過ぎたパシュミナの2株は、3分の1くらいにバッサリ切りました。脇の芽が伸びて樹形が整うのを期待します。

冬剪定したパシュミナの挿木苗

数日後に芽出し肥を施して、あとは春を待つばかりです。

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