ミニバラ新苗を植え付け・今度はちゃんと育つかな?

5月の連休明け、ホームセンターの園芸コーナーにミニバラの新苗が大量入荷。好みの花色に惹かれて、つい手が伸びそう。…ちょっと待って、過去にミニバラ枯らしたよね、私。

最初のミニバラは1週間で枯らした

最初の鉢バラを迎えたのは2016年の春、ERの大苗。続けて数種の大苗を迎え、大きめのバラの扱いに慣れていきました。

最初のミニバラ苗を迎えたのは、それから約1年後の2017年4月。当時よく通ったホームセンターに、ポールセンローズという商品名のミニバラ苗が大量入荷。2鉢を購入してみました。

その時のミニバラ苗は株丈10cmほどの小さな挿木株。売り場は半屋内、3号ポットに挿木苗3~4本を寄せ植え、花が2~3個開花したものでした。

購入翌日に根鉢そのままで5号スリット鉢に鉢増し、ベランダの花台に置いてみた。翌々日に2鉢ともウドンコ病が発生し、株全体が一気に真っ白に。薬剤を散布、活力剤を与えたものの日毎に弱り、1週間後に黄ばんで萎れ、枯れた。

ミニバラに再挑戦

今回の新苗は株丈20cmほどに成長したもの。花は好みのコーラルピンク、以前の失敗を気にしつつ、店員さんにあれこれ聞く私。ダメ元で1鉢お買い上げ、価格は298円。

購入したミニバラには品種名も商品名もありませんでした。品種登録のないものや切れたもの、寄せ植え素材や草花として扱われるものは、単純に「ミニバラ」で流通するとのこと。品種や商品名のラベルがあるものは、グリーンアイスなどの品種登録のあるブランド品なのだそう。

購入後の植え替え(鉢増し)

迎えた株は3号ポリポットに挿木苗3本を寄せ植えされたもの。蕾が10個以上あり、3個が開花していました。この株にはトゲがほとんど無かったので扱いやすそうです。

ミニバラの新苗

名前が無いので、ウチでの仮の名は「ミニ・コーラル(仮)」に。

株に勢いがあるので、1本ずつに分けても大丈夫かも?と思案。でも根を傷めるかも?と心配、3本そのままの状態で植え付けることに。株を分けて植えるかは、年末の植え替え時に考えます。

資材と道具を準備

まずは資材と道具を準備。

  • 用土(元肥入り汎用培養土)
  • 植木鉢(スリット6号鉢)
  • 添加資材(珪酸塩白土)
  • 防虫薬剤入り緩効性肥料(虫を予防するマグァンプ)
  • 活力剤(メネデール)
  • 手袋・ハサミ
  • 大型ビニール袋
  • 土留め・マルチング資材(水切り網、ココチップ)
  • 道具類(土入れ、再利用のスプーンと割り箸、ジョウロ)

ミニバラを植え付ける資材

咲いている花をカット

ミニバラ新苗を植え付ける前に、咲いている花は切っておきます。蕾も数が多ければ減らすか、蕾の房ごとカット。1番花なのに勿体ない気がしますが、株を消耗させないことを優先。また、伸び過ぎた枝があれば、他の枝と同じ高さに切り戻します。

植え替え(鉢増し)

植木鉢は6号スリット鉢を用意。根張りや水保ちを考えるとロング鉢が良いのだろうけど、今回は転びにくさを優先しました。

土の流失を防ぐため、土留めとして水切り網を鉢底に敷き、用土を少し入れて待機。

ミニバラ苗の根鉢

ポットから抜いたままの根鉢を、ほぐさずに用土の上に据え、隙間に用土を足して植え付け。

ミニバラを鉢に植付けてマルチング

鉢のフチに沿って、防虫薬剤入り肥料を規定の半量ほど撒き、マルチ材を敷きます。鉢底から水が出るまで水遣りし、規定量に希釈した活力剤をかけたら、植え替え完了。

植付け前に切り戻したミニバラ・新芽が出た

植付けから約2週間後、切り戻した部分から新芽が伸びてきました。

開花後は切り戻す

植付けから約3週間後、株間の風通しが良くなるよう、地際の葉を除去。そのあと防虫薬剤入り肥料を規定の半量ほど散布。

ミニバラの手入れ

植付けから約1カ月後、切り戻しから出た新枝それぞれに、2番花にあたる蕾が付きました。株はやや横張り気味に伸び続け、蕾の数は15個に。

植付けから1カ月半後、続々と開花。1つの花が1週間近く形を保てるほど花もちがよく、最初の花から最後の花まで3週間以上楽しめました。

コーラルピンクのミニバラ

花姿は、8分開きまでは緩めの半剣弁咲き。全開になると小菊のようなポンポン咲きに。株姿は、花の重みで更に横広がりに。強めのシュートも伸びてスプレー状の蕾が付きました。

花色が抜け始める頃に、花枝を切り戻し。開花のために伸びた部分の3分の1か半分くらい、外側を向いた葉の上でカット。スプレー状に花を付けたシュートも半分くらいに切り戻します。

2番花が咲き終わった6月末、花後のお礼肥として置き肥を与えて、夏前の施肥は終了。

ハダニ対策をしながら夏越し

ミニバラにはハダニが付きやすいもの。ウチの「ミニ・コーラル(仮)」にも、ハダニ吸汁の痕跡が見え始めました。水遣りのついでに葉裏にも散水、または水スプレーでハダニ予防。それに加えて、ハダニ対応の薬剤も散布。

ミニバラのハダニ対策

2番花の切り戻しから約1カ月後、7月後半にも蕾を上げてきたので、これは摘蕾。以後はハダニ対策をしながら夏越しです。

株の様子を見ながら試行錯誤

これまで中型~大型種と、大きめの品種を楽しんできました。しかし加齢とともに株や土の重量に負けつつあります。体力に見合った品種となると、ミニバラが良さそう、と思うように。

以前の失敗を挽回できたかは、まだ分かりません。とりあえず1年育てて、ミニバラの実際のところを「ミニ・コーラル(仮)」に教えてもらおうと思います。

コメント