ベランダでバラ育てを始めたきっかけ・2018年春の1番花

ウチにいる時の楽しみは、ベランダに置いている植物の世話です。これまでは切り花や小さな鉢物を楽しんできました。今は鉢バラを育てています。

きっかけは頂き物のバラ

2016年の早春。ギフトサイトのカタログには花木の鉢植えも数多く掲載。その中の一つ、明るいピンクの可愛いバラが目に留まり、あとの世話の事も考えずに注文してしまいました。

届いたバラは「セプタードアイル」という名前のイングリッシュローズ。蕾が14個もついていて、満開になったらさぞかし綺麗だろうな、と呑気に思いました。しかし。

いきなりの試練

鉢バラが届いた翌日は春の嵐。ベランダの軒深くに置いていた鉢バラは雨水と突風に振り回されてグッタリ。数日後には、蕾の大半は変色して落ちてしまいました。

結局、開花できたのは2輪。風雨の影響を甘く見ていたことを反省しきり。生き残った蕾が咲いてくれた健気さに、大切に育てようと決心したのでした。

決心はしたけれど

強風にさらされたバラは、蕾だけでなく株全体もダメージを受けていました。さっそくバラ園芸の本を買い、ネット検索もしてバラの育て方を読み漁りました。

出来るだけのことはしたけれど、結局、翌年の夏に急速に弱り、ついに元の株は枯れてしまいました。元の株での花は、初年が2輪、翌年も2輪。↓最後の1輪がこちら。

セプタードアイル最後の1輪

念のため、初年の花後の枝を使って挿し木苗を確保していたので、株を絶やさずに済みました。(※挿し木はウチで楽しむ分だけにしています。)

挿し木苗から育てた株は、昨秋・今春と、立派な花を咲かせました。

開花したセプタードアイル挿し木株

まっすぐ伸びた枝先に咲いた花は、バラだけど蓮のような清々しさ。花は8cm程ですが非常によく香ります。ミルラ系の芳香です。

自分で育てたバラの花を見たい

最初のバラは迎えた翌日から残念なことになりましたが、世話を通して少しずつ育て方を覚えました。そして「バラという植物」に興味が湧き、別のバラも迎えてみたくなりました。

狭くて日陰気味のベランダだけど、自分で育てたバラの花を見たい。そうして、いくつかのバラ達の世話をする日々が始まりました。

今年のバラの一番花

バラを育て始めて今年で3回目の春。どうにか育った蕾がほぼ全部咲いてくれました。昨年は数えるほどしか咲かなかったので、しみじみ嬉しい。

ピンクの花は「ラレーヌビクトリア」。早咲きと聞いていましたが、本当に1番に咲きました。コロンと丸い5~6cmの小さな花ですが、1輪でも良く香ります。

ラレーヌビクトリアとアブラハムダービー

オレンジ系の花は「アブラハムダービー」。うっとりするようなフルーツ系の香りです。10cmを越える大輪、存在感抜群です。

一週間後、「パシュミナ」が開花。香りはほどんどありません。外側にグリーンを帯びた淡いピンクの繊細な花姿が可愛らしいです。花持ちが良く、花瓶で10日間ほど楽しめました。

パシュミナとピンクパンサー

さらに一週間後、「ピンクパンサー」も開花。前年は株の養生で咲かさなかったので本当に嬉しい。香りは甘めの紅茶のような芳香。眩しいほどのサーモンピンクです。

育てた花を部屋に飾れる楽しみ

色とりどりのバラの花が咲き乱れる様子を空想しながら、試行錯誤しつつ手入れを楽しむ。現実はベランダで鉢植え栽培なので、花の数はそう多くありません。

もうしばらくベランダで咲いているのを眺めたいけど、株が消耗しないように、開き過ぎないうちに摘んで室内に飾ります。

ベランダで咲いたバラを摘む

株が小さめだと、花枝も短め。なので深めの花瓶はちょっとムリ。使わなくなったコップや空き瓶、100均の小さい花瓶などに活けています。

花瓶に生けたラレーヌビクトリアとアブラハムダービー

鮮度抜群の、摘みたての花を室内に飾れるのは大きな楽しみです。花の姿も刻々と変わります。なんといっても、新鮮な香りを楽しむことができます。

春バラ2020鉢植えの1番花・早めに摘んで部屋に飾る
山麓の中古戸建に引越し、屋外土間をバラ用に確保。なんとか蕾が育ち、どうにか開花を迎えました。春の開花を見るのは2年ぶり。開花から約2週間、次々摘んで飾ります。手間は掛かるけど、楽しい。

花を見たくて振り回される

病気予防に風通しを考えて葉を整理したり、貴重な日差しを求めて置き場所を変えたり。上手くいったり失敗したりしながら、綺麗な花を見たさに淡々と世話をしています。

枝を切る、鉢を持ち上げて立ち屈みと、地味な動作が続きます。手首や膝にとっては丁度よいリハビリにもなっています。

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